海外のホテルで無料アップグレードを狙うならツインは予約してはいけない
皆さんホテルを予約するときに2人で宿泊する場合ツインを希望しますか?ダブルを希望しますか?
日本人の場合は夫婦でもゆっくり眠れるようにとツインを希望する人が多いようですね。
確かに沖縄など日本のリゾートホテルへ行けばほとんどがツインの設定です。
夫婦でも家族連れでもツインの希望が多いからなんでしょう。
ただこれって実は日本独特のガラパゴス現象なのご存知ですか?
SPGやヒルトン、ハイアットなど様々なブランドのホテルがあって、クレジットカード関係なんかで上級会員の方も多いと思います。
上級会員の恩恵で一番うれしいのがアップグレードですよね。
ただアップグレードを狙うならツインを事前に希望してはいけません。
その理由を今日は紹介したいと思います。
そもそも「ツイン」という呼び名は欧米では通じません。
2台ベッドの部屋を希望なら「two bedded room」と伝えないと伝わりません。
日本では同性の友人と旅行へ行くときは宿泊料金の節約のために1部屋で予約を取ることが多いと思います。私も基本そうしています。
その場合当然ツイン希望になるわけですが、海外では友人同士でも同じ部屋に泊まるという概念は日本より少ないようです。
同性で同じ部屋を利用すると「もしかしてゲイ?(レズ?)」とあらぬ疑いを掛けられる事も多いようです。それが例えツインだったとしてもです。
日本ではたまに父と娘でも同じ部屋のツインを使うことがあるようですが、欧米人からすると信じられないようで、性的虐待か?とまで疑われるほど奇妙な事のようです。
日本では欧米より家が狭かった事もあって、家族全員で同じ部屋で並んで寝るのが当たり前でしたので、そのあたりの違和感が少ないんでしょうか。
欧米では赤ちゃんの頃から自分の部屋を与えられて、両親から離れて寝るのが一般的です。
そうすることで自己を確立していくらしいですが、欧米では旅行に行く際もある程度の年齢を超えると家族それぞれ別々の部屋に泊まる事が多いようです。
さらに夫婦で違うベッドに寝るというのはありえない文化なので、ツインベッドの需要が日本より格段に少ないんですね。
そんなわけで海外のデラックスクラスのホテルに行くとツインの設定はごくわずかで、通常一番下のグレードの部屋にわずかしか設定していないことが多いです。
ですので、ツインを希望しているとせっかくホテル側がアップグレードを提案したくてもアップグレードできる部屋がないという事態になるわけですね。
せいぜいあっても景色が良くなるとか、高層階になる程度で、部屋が広くなるとかスイートなんてほぼ可能性ゼロと考えて良いと思います。
私の経験でも、フロントでダブルならスイートに出来るとか、3ランクアップの部屋を用意できるとか提案されながら、友人との旅行だったので泣く泣く断ったことが何度もあります。
逆に提案に乗っておっさん同士でスイートのダブルで寝たこともありますが・・・。
まあ寝るだけのホテルなら部屋は何でも良いんですけど、その街を代表するようなデラックスホテルに泊まって、せっかくのアップグレードを逃すのは辛いですよね。
ですので、海外でアップグレードを狙う時は絶対にツインを希望してはいけません。
「夫婦でもツインの方が気楽だな、旦那のいびきもうるさいし」と思っても我慢してダブルを希望してください。
高級ホテルになればなるほど、こういった傾向は強いので、せっかく高いホテル代を出して上級会員の威力を発揮したいなら、ぜひダブルに夫婦で、もしくは1人で泊まってください。
ダブルならアップグレードの確率が格段に上がりますよ。
ではでは今日はこのあたりで。