JALの国内線マイレージシステムが大幅変更・改善？改悪かな・・・
昨日はユナイテッド航空のマイレージ改悪の件について書きましたが今日はJALのマイレージシステム変更のお知らせが来ましたので書いてみたいと思います。
まず変更になるのはマイレージだけでなく旅客サービスシステム全般なんですね。
変更は２０１７年１１月１６日からになります。
もろもろ変更点があるようですが、私は有償では基本乗らないので、そのあたりはすっ飛ばして今回はマイレージの変更点に絞って紹介したいと思います。
けっこう厳しい改悪かも
まず「改悪」の方ですが、１１月１６日からは国内線特典航空券では予約便より早い出発時刻の便で、同一区間・クラスに空席がある場合でも、予約便以外への変更はできなくなります。
地味にと言うか非常に痛いですね。特に地方在住者と出張などの利用者にはです。
私の場合は大阪ベースですので成田や羽田乗り継ぎで欧米から帰る事が多いんです。
その際に乗り継ぎの希望便が取れない場合はやむなく羽田ー伊丹の空いている便を抑えておいて、当日に成田ー伊丹に、もしくは羽田ー伊丹の早い便に変更するというパターンを使っていたんです。
なにせ繁忙期の成田ー伊丹をマイルで確保するのは相当難しいので。
当日になればなんだかんだで空席が1席や２席は空いてくるので、これまでそれで乗れなかった事は一度もなかったんですよね。
今後は予約期限内に希望便が取れなかった場合は、どれだけ早く空港に到着しても前の便には乗れなくなります。
概要はそういう感じですが、考えてみるとこれって誰得なんでしょう？
前の便が空いていて、後の予約便が満席の場合でも変更が出来なくなるので、当然前の便は空席有りのまま飛ばすことになります。
予約便は満席ですから当然、有償の空席待ち客を乗せることは出来ません。
そう考えるとJALにも我々にもデメリットはあれどメリットはないように感じるのですがどうなんでしょうか。
何が問題となって、こういう変更になったのかはっきりとはわかりませんが、いずれにしても我々にとっては使いにくくなることは間違いないでしょう。
改善？改悪？
次に「改善？」の方ですが、これまでは国内線航空券は予約完了日から９０日間有効でしたが、１１月１６日からは１年間有効となります。
イメージ的には国際線に近い感覚で予約が出来るようになりますね。
１年間使えるとなるとキャンセルする可能性がかなり低くなるかなと思われます。
JALのホームページでは記載されていないのでわかりませんが、予約開始も現在の２か月前からもう少し先まで予約出来るようになる可能性が高いように思います。
１年間有効なのにこれまで同様２か月前から予約開始だと１０か月も空白が空くことになりますからね。
今でも有償の航空券は早ければ４．５か月くらい前から受け付けていますので、２か月より前から受け付けることもシステム的には可能かなと思います。
もし国内線も１年先まで予約が可能になるようになれば１１月１６日には２０１８年のGWや夏休みまで取る事が可能になりますね。
そうなるとうれしい反面、これまで以上に相当早く予約を完了させないと国内線の特典航空券も取れないという事態になりそうです。
「次の休みにはマイルを使って沖縄に行こう」と思いついても、１年前から計画しないといけなくなると、ハードルが高くなりそれはそれで改善なのか改悪なのか微妙なところになります。
そのあたりの詳細はまた近づいてから確認したいと思います。
まとめ
最近はマイル制度の変更があると、ほぼ改悪で間違いなので、その都度情報を確認して、新たな抜け道を探っていくしかないですね。
基本マイルは改悪との戦いの歴史ですから、昨日も書きましたが貯めたマイルはためらわずガンガン使っていくようにしましょう。
マイルのインフレは激しいので、貯め続けても実質目減りするだけです。
私がマイルを本格的に貯め始めた２０年前くらいなんて、ファーストクラスやビジネスクラスで欧米に行けるほどマイルを貯めている人の数は今とは比べ物にならないくらい少なかったので、年末年始やGW、夏休みなどの繁忙期でも数か月前に電話してパリやサンフランシスコまでビジネスクラス２席とか普通に取れたんですけどね。
今なんてライバルが増えすぎてマイルを貯めるより使う方が難しくなってますから。
当然燃油サーチャージなんてなく、まさに無料航空券だったんですが・・・。
時代は変わるもんですね。２０年後のマイルはどうなってるんでしょう。
では今日はこのあたりで。
