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オーストリア航空、成田/ウィーン線から撤退です

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オーストリア航空が日本から撤退が決まりました。

スタアラですのでANAやUAのマイルを使って欧州旅行へ行かれた方も多かったんじゃないでしょうか。

オーストリアへの日本人観光客が増えているとどこかで見たことがあったので残念ですね。

 オーストリア航空日本支社は2016年4月7日(木)、成田/ウィーン線を運休すると発表しました。最終便は、2016年9月4日(日)の成田発ウィーン行きOS52便となります。

オーストリア航空は1989年に日本路線を開設し、これまで27年間にわたりオーストリアと日本を結んでいました。同社は運休理由について日本経済が停滞していること、3年前から円安が進み価格競争が激しくなり、不採算路線になっているとしています。

現在の2016年夏スケジュールは、4月6日から月、水、木、土、日の週5便を777-200で運航し、デイリー運航から減便した体制を敷いていました。同社のアジア路線は4月4日(月)から就航したウィーン/上海線をはじめ、中国路線へシフトすると見られます。

これにより、成田線運休後のアジア路線はバンコク、北京、香港、アスタナ(カザフスタン)、コロンボとマレ線となります。

なお、オーストリア航空はすでに予約済みの旅客に対し、予約した旅行代理店やコールセンターに問合せるよう呼びかけています。

 

 

理由としては当たり前ですが儲からないという事につきるようです。

ヨーロッパはJAL・ANAはもちろんルフトハンザやエールフランスなど日本人にもなじみの航空会社が数多くあるので、そういう意味ではオーストリア航空は地味な存在として利用客の認知度が低かったのかもわからないですね。

オーストリアから先に乗り継ぐとしてもやはりフランクフルトやパリあたりから乗り継ぐ方が便数も多いしLCCにしても選択肢が多いですから。

 円安を理由にもあげていますが、日本に来るオーストリア人はもともと少なかったでしょうし、最近のヨーロッパの不安定要因が追い打ちをかけたのかもわかりません。

いずれにしても成田から撤退するという事は、残念ながらもう復活はしばらくないでしょう。

個人的にはいつかオーストリア航空のフルフラットに乗ってみたいなと思っていたので残念です。結構評判良かったみたいですしね。

 

日本ではこれから人口減少社会になります。

こういった事象が今後は頻繁に起こってくるのかもしれません。

 日本離れを食い止めるためには、先の長い話ですが少子化の克服と外国人観光客の増加を狙っていくしかないですよね。

少子化克服の特効薬はないわけですが、現在でもすでに少子高齢化ですので税金が上がるのは仕方ないとしても、せめて安心して子育てと老後を過ごせる社会にしてほしいなと思います。

日本人はアメリカのように金を持ってる者が正義の社会でなく、北欧のような高負担高福祉の社会の方が民族的に合ってるのかなと思いますけどね。

江戸時代なんかは今のように政府や自治体が機能していない中、すべて助け合いで成り立っていたわけですから。

 

最後はまったく関係のない話になりましたが、今度は入れ替わりのように12月に復活するイベリアスペイン航空に期待したいと思います。