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ドバイの勢いはすごいです・エミレーツ航空ロンドンへ1日10便体制へ

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昨日のサッカーの記事ですが結構サウジ・アウェーで検索してもらってるようです。

普段ビザの取れないサウジアラビアへガチで応援に行く人多いんでしょうか。気になります。

同じ中東つながりですが、先ほどエミレーツ航空の気になる記事を見つけました。

 

エミレーツ航空は、10月1日からドバイ〜ロンドン線を1日10便体制に増便すると発表した。ガトウィック発着便は4便、ヒースロー発着便は6便となる。

現在、ドバイ〜ロンドン線は、ブリティッシュ・エアウェイズ、ロイヤルブルネイ航空、カンタス航空、ヴァージンアトランティック航空を合わせた5社が1日16便を運航している。そのうち1日9便はエミレーツ航空が運航している。

エミレーツ航空のニック・リース日本支社長は、「ドバイ-ガトウィック路線は1987年7月の開設以来、これまでに1,000万人を超えるお客様にご利用いただいております。今回の増便は、世界の金融・ビジネス・観光の一大中心地であるロンドンへの渡航需要拡大を受けたもので、ビジネス・レジャー双方のお客様に対する利便性を一段と高めます」と述べている。

 

いやはやすごいですね。

ドバイからロンドンまでエミレーツ航空だけで毎日10便ですよ。

ドバイからロンドンまでは約3400マイルあります。

3400マイルというと成田からシンガポールくらいまでの距離に相当します。

そんな遠くの国に毎日10便、他社も合わせて16便です。

元々つながりの強い国同士とはいえドバイのさらなる勢いを感じます。

エミレーツ航空ってなんでそんなに儲かってるの?っていうくらい世界中に飛ばしていますよね。

エアバス380にいたっては2機を追加発注して合計142機導入ってどんなレベルですか?

ANAなんかスカイマークのおさがりを3機購入しただけで経営が大丈夫なのかって大騒ぎでしたよ。

就航都市は150都市以上らしいです。ANAが40都市程度ですからざっと4倍です。

ただし人口は250万程度ですから日本の50分の1しかないのにです。

 

しかもエミレーツ航空は様々なスポンサーにも積極的に投資しています。

サッカー好きならご存知と思いますが、本田所属のミランはスポンサーがエミレーツですし、ロンドンのアーセナルもスポンサーとスタジアムの名前までエミレーツスタジアムにしています。

ミランの契約金は5年で6000万ドルですから約70億円、アーセナルにいたっては5年で契約金は1億5000万ポンドですから約240億円です。

果たしてこれだけのお金を広告に出せる企業が日本にいくつあるでしょうか?

航空でそこまで儲かるととても思えないんですがどこからお金がでてくるんでしょう。

 

ドバイはもともと真珠の養殖くらいしか産業がないくらいの小さな街だったようです。

それも日本の養殖技術の発展で大打撃を受け、経済的にも一時困窮していたようです。

中東ですから石油が出そうですが、ドバイはほぼ出ません。

ですので、金融と観光の誘致に方向を変えて大成功をおさめ、現在では他の中東の都市とは一線を画した発展を遂げています。

発展のイメージとしてはシンガポールに近い物があるんでしょうかね。

治安も良好で政治的にも安定しますから、不安定で投資に向かない中東のオイルマネーがドンドンとドバイに流れているということなんでしょう。

 

私が初めてドバイへ行ったのが1999年です。

まだドバイへ行くと言っても「どこそれ?」「UAE?それ国?」みたいな反応で日本ではほとんど知られていませんでした。

まだビザも必要でしたし、直行便も日本から出ていませんでしたので、日本から行く人はかなり少なかったと思います。

当時到着のドバイ空港でビザの確認があったんですが、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど地域ごとに受け取りが分かれていたんです。

当然日本はアジアと思いきや、係員が日本はあっちだとヨーロッパを指さされて、確かに私のビザがヨーロッパのところにあったのはいまだに謎です。

アジアはインド人やバングラデシュ人で大混雑でしたので助かったんですが。

もちろんその時もすでに発展は始まっていましたが、今とは比べものにならないくらいのんびりした雰囲気も残っていました。

それがわずか20年足らずで世界の中心都市の一つですから恐れ入ります。

 

個人的にですがドバイの観光はお勧めです。

イスラム教ではありますが、観光客も多いので緩い雰囲気ですし、治安は日本より良いくらいです。イスラムのことで女性が肩身の狭い思いをすることもないと思います。

夜道を歩いていても危ない雰囲気はまったくありませんでした。

そもそも9割くらいはインド人やバングラデシュ人などの労働者なので現地の人はホテルやショッピングモールくらいでしか見かけません。現地人はいつもカフェなどで談笑しているだけなので、たぶんほとんど働いていません。

観光としては高級リゾートホテルやビーチもたくさんありますし、高層ビルや金ぴかのスーク・巨大なショッピングモールや水族館など見どころたくさんですから飽きません。とにかくでかい物と世界一が大好きなようです。

ヨーロッパの人は日本人のハワイ感覚で避寒地としてたくさん訪れてるようです。

ただ夏はめちゃくちゃ暑いです。50度を超えますから外を歩くと正直死ぬ可能性もあります。

ですので、行くなら年末年始やGWくらいまでの季節が良いかなと思います。

日本からも直行便が出ていますし、JALマイルですと65000マイルでエミレーツ航空のビジネスクラスに乗れますから相当お得だと思います。

ますます発展しているドバイですが、せっかく直行便もあるので一度行って勢いを感じてみてください。

 

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