20ドルサンドイッチって知ってますか?ラスベガスでアップグレードにチャレンジ
トランプさん頼みます
来週からラスベガスへ行くわけですが、果たして我々行けるんでしょうか・・・。
と言うのも今回の我々の旅程はソウル集合のソウル経由ロサンゼルス・ラスベガス行きなんです。
ご存知のように朝鮮半島が不穏な空気になってますよね。
4月27日にトランプが北朝鮮にミサイルを撃ち込むとか撃ち込まないとか。
いや別に撃ち込んでもらっても良いんですけど、なんとか来月7日以降にしてくれませんかねトランプさん?
せっかく1年前から計画してるのに、今さらパーは辛すぎますよ。
ただ、まじめな話をするとトランプが北朝鮮を攻撃する可能性は1%もないと思ってます。
北朝鮮問題は中国もロシアも韓国も日本も絡んでくる話ですから、いくらあのトランプでもそう簡単に戦争には持ち込めないでしょうと。
こないだ習近平とも会談してましたし、当面は中国の対応を様子見するだろうと現実的には考えているんで、ラスベガス計画も続行で決定であります。
と前置きはおいておくとして、今日はホテルの話ですが「20ドルサンドイッチ」なる言葉をご存知でしょうか?
アメリカ、特にラスベガスで有効な方法らしいですが、ホテルの部屋を格安でアップグレードしてやろうという方法です。
ちょっとせこい話ですが興味のある方は雑談がてら読んでみてください。
20ドルサンドイッチとは?
今回我々はおっさん3人でラスベガスに行くわけですが、男3人になるとホテル選びが難しいんですよね。
選択としては2部屋とって2人、1人に分かれるか、3つベッドのあるスイートを1部屋取るかなんです。
さすがにおっさん2人で同じベッドに寝るというのも辛いものがありますんで・・・。
実際金額的には2部屋取ってしまった方が安いんです。
ただラスベガスには「リゾートフィー」なるシステムがありまして、1泊1部屋ごとにおおよそ30ドルから40ドル(ホテルによって差あり)が別途サービス料的にかかるんですね。
なので2部屋で4泊するとそれだけで300ドルほどのリゾートフィーがかかるわけなんです。
それもバカらしいかなと思って1部屋にまとめて安く泊まれるスイートを探しておったんですが、スイートも2ベッドルームになると高いんですよね。
私が泊まろうとしているところの2ベッドルームで1泊300ドルくらいですが、1ベッドルームになると一泊150ドルくらいで予約出来るんです。
4泊だと差額おおよそ600ドルです。
もちろん最悪差額を払うつもりですが、そこはラスベガスですからホテルのチェックインからギャンブルしてみようと思います。
そこで先ほどの「20ドルサンドイッチ」の話ですが、あらかじめ希望より下位の部屋を予約しておいてチェックインの際に
「○○にアップグレードしてほしいだけど部屋空いてるかな?」
なんてジャブを入れながらクレジットカードとパスポートの間にちらっと見えるように20ドル札をサンドイッチして挟んでフロントのスタッフに渡すんです。
日本だと絶対に通用しない方法ですが、アメリカではチップの威力は絶大ですから、部屋が空いていればかなりの確率で融通を利かせてもらえるようです。
悪く言えば賄賂、最近の流行の言葉で言えば「そんたく」でしょうか?
アップグレード以外にも景色の良い部屋にしてほしい、高層階にしてほしいなど様々な要望の際にも有効らしいです。
ただし当然ですが部屋が空いていないとこの方法は無意味になりますので、狙っている部屋に空室があるのかは事前にチェックが必要です。
あとは担当者次第というか運次第という部分もありますが、アメリカでチップの威力は想像以上のようです。
実際20ドル出しても「満室だから無理無理」なんて不機嫌に言ってたのが、100ドルをちらつかせたら笑顔でスイートにしてくれたという話もありますんで、生々しいですが興味のある話です。
ちなみに、基本的には希望に添えない場合はチップは返してもらえるようですが、がめついスタッフにあたると「ごめんなさい今日は満室なの・・・」なんて言いながらチップはしっかりポケットに入れられちゃうそうです。
今回は差額600ドルのところを20ドルで果たしてアップグレード成功となるんでしょうか。
最悪100ドルまでは上げていけるようにポケットにお金を忍ばせて挑戦してやろうと思います。
まとめ
この方法はアメリカでも高級ホテルの方が使えるという話もありますが、東南アジアなど物価の安い国で20ドルほど出すとフロントの裁量でアップグレードをしてくれたという話も聞きますので、アメリカ以外でも挑戦してみると面白いかもしれませんね。
1泊や2泊だとあまり旨みはないですが、長期で滞在する場合はアップグレードするだけでかなりの金額になりますので、最悪フロントで正規の差額を払う覚悟もしておいて挑戦してみても面白いかもしれません。
チップは日本人的にはタイミングが非常に難しい感じもしますが、結果はまたブログで報告したいと思いますのでお楽しみに。
ではでは今日はこのあたりで。
追記
ホテリスタにもこんなコラムがありましたので、参照してみてください。
言うまでもなく、ホテルの客室にはカテゴリーがある。多くの場合、スタンダード、デラックス、○○ビュー、スイートなどの名称で別れている。もちろんホテルは値段の高いカテゴリーを多く売りたい。だが、実際は、スタンダードカテゴリーに予約が多く入り、不足をアップグレードして埋める場合が多い。それゆえ、ホテルは頻繁にアップグレードするゲストを探している。
過去に滞在した記録を持っているゲストは大概、最初にアップグレードリストに入る。また、チェックイン時に身分証明を求めて誕生日を確認し、滞在中に重なれば、「お誕生日おめでとうございます。記念にアップグレードさせていただきます」などとなることもある。
こうした事状を知っているゲストは、自ら、「滞在中に○○記念日が来るので、よい部屋に入りたい」などとほのめかしてアップグレードを狙ったりする。さらには、チップをフロントスタッフに渡して、「記念日が重なるからアップグレードしてくれたら有難いんだ」などという大胆な行動にでる人もいる。前者は、ホテルがアップグレードするゲストを探している場合には、まず成功する。後者は、たとえ探していないときでも、上のカテゴリーに空きがある場合には成功する可能性が高い。
私が働いていた当時のプラザでは、デラックスカテゴリーとパークビューカテゴリーの値段の差は、1泊あたり150ドル以上はあった。3泊するゲストが、フロントスタッフに50ドルのチップを渡して、パークビューの客室に入れたとしたら、400ドルの得をすることになる。
チップが入る部署では、平等を保つために、チップは一度回収されて、勤続年数に従って分配されるというルールがある。だが、フロントのようにチップが入らない部署では、そうした決まりはなく、彼らのポケットに入る。50ドルともなれば、無視できない金額。なんとしてもアップグレードを成功させたいと思うのは当然のことだ。慣れたゲストは、フロントがなんとかしたいと思う金額を考えて駆け引きをしてくる。日本ならば、「馬鹿にしないでほしい」などと思うスタッフもいるかもしれない。だが、アメリカはチップで動く社会。彼らは素直に感謝し、それにあった見返りを提供する。
私もホテルを予約するとき、カテゴリーと値段の差を見ながら、こんな高い差額は払えないと思うとき、こうしたSneakyな方法を使うことがある。