燃油サーチャージ値上がりの時にこそ使う米系航空会社のマイル・SPGからの移行で利用価値大です
燃油サーチャージが高い時期はアメリカ系のマイルを使うべし
2016年末から2017年にかけて、燃油サーチャージが再び値上がり傾向になっていますよね。
JAL・ANAの例で行くと4月からは欧米往復で14000円となります。
過去には最大で往復66000円なんて事もありましたので、それに比べるとまだまだましですが、せっかくの特典航空券ですから燃油サーチャージで思わぬ出費があるのは気持ち良いものではありませんよね。
今のところUSドルが利上げをしていますし、当面急激な円高が起こりそうな局面ではありません。
また原油の減産傾向もあって原油価格が再び大きく落ち込む可能性も高くないと思われますので、当面は燃油サーチャージの値上げがあったしても値下げは期待できない状況だと思われます。
そんな時に心強いのがアメリカ系航空会社のマイルです。
一部例外もありますが、原則的にアメリカ系の航空会社は燃油サーチャージを特典航空券では徴収していません。
ですので、同じマイル数なら燃油サーチャージの高い時に使うのが得策と言えます。
もう一つのアメリカ系航空会社の特長としてマイルの有効期限が原則ないということです。
ほとんどのアメリカ系航空会社では1年半の間に1度でもマイルの加算か減産があれば、再度1年半延長というパターンが多いので1年半のサイクルさえ忘れなければ永久的に貯め続けることが可能です。
私もアメリカン航空とユナイテッド航空で貯めていますが、現在アメリカン航空で約36万マイル、ユナイテッド航空で41万マイル貯まっています。
と言うのも最近ずっと燃油サーチャージ徴収なしか小さい額でしたので、ここ数年はJAL・ANAのマイルを中心使ってきた結果使わないアメリカ系航空会社のマイルが自動的に貯まっていったというわけです。
燃油サーチャージが値上げ傾向の今こそ米系マイルの使い時かなと思いますので、今回はアメリカン航空のおすすめのマイル使い先を検証してみたいと思います。
最近改悪が続いて各社インフレ気味のマイレージシステムですが、それぞれいくつか穴場があって探せばまだまだお得な行き先もあるんで参考にしてください。
アメリカン航空のマイルでJALファーストクラス利用のアメリカへ
昨年改悪されたアメリカン航空ですが、米系の航空会社の中ではまだまだ良心的なマイルシステムになっています。
例えばアメリカ本土へのファーストクラスはワンワールド利用で往復16万マイルになっています。
JALのマイルを使うとキャンペーンを除けばファーストクラス往復14万マイルが必要ですので、まだJALの方が有利なようにも見えますが、SPGポイントからの移行を利用すればその2万マイルの差が逆転します。
まずSPGからの移行では2万ポイント毎に5000マイルのボーナスが入ります。
ですので、通常でも13万ポイントを貯めれば16万マイルに届くことになります。
また去年ブログでも紹介しましたがアメリカン航空では毎年夏ごろにSPGからの移行でさらに20%アップのキャンペーンが行われます。
具体的には通常SPGのポイントは2万ポイントの移行で5000マイルボーナスが付きますので、キャンペーンではそれにさらに5000マイルボーナスということで2万ポイントが合計3万マイルになるということになります。
16万マイルのためにはSPG11万ポイントあればお釣りがくる計算になりますね。
さらにアメリカン航空のマイルだと先ほど書いたように燃油サーチャージが不要ですので、JALでファーストクラスを予約するよりマイル的にも金額的にも有利に予約することが可能です。
6万マイルでバリ島・カンボジアへ・JAL SKY SUITE Ⅲでアジアへ
同じアメリカン航空ならビジネスクラスのアジアもお得です。
もちろんJALで東南アジアへも行けるわけですが、せっかくなのでJALの直行便で行けないところということで考えるとワンワールドのキャセイで、香港経由バリ島は6万マイルでお得かなと思います。
あと香港経由でシェムリアップにも行くことが可能です。キャセイは日本国内の地方路線が充実していますので、地方の人が香港経由でシェムリアップへ行って、アンコールワットも良いかもしれませんね。
またJALの直行便ならバンコクやシンガポールへJAL SKY SUITE Ⅲが運行中ですので、新型ビジネスの機材を楽しむのも良いかもしれません。
2017年以降はJALの東南アジア路線もさらに豊富になってくると思いますので、もう少し待てば面白い路線が出て来るかもしれません。
先ほどの計算で行くとわずか4万SPGポイントがあればキャンペーンを利用して6万マイルに変えることが出来ますので、さらに現実的になりますね。
日本ータヒチ・フィジー・ドバイ・エジプト・・・・ビジネスクラス8万マイル
そのほかでは8万マイルを使ってタヒチやフィジーにもビジネスクラスで行けますし、カタール航空とエティハド航空を使って中東へ直行で行くことも可能です。
同じ8万マイルならさらにエジプトにも行くことが可能です。
「中東・インド」の中ではエジプトはなぜか唯一のアフリカですので、8万マイルだとかなりお得かなと思います。
アメリカン航空のマイルを貯めるならSPGアメックス利用で
アメリカン航空のマイルは日系航空会社に比べてマイル獲得方法が限られているため、日常的に貯めることは少し難しいですね。
ANAですとソラチカ経由などで安定的にマイルを貯める事が出来ますが、反面マイルを使う際の争奪戦が最近激しくなっています。
現在のところJALの方が特典航空券は予約しやすくなっていますので、同じワンワールドなら前述のようにアメリカン航空のマイルがお勧めです。
SPGアメックスカードですとアメリカン航空への移行に通常で1.25倍、毎年ある前述のキャンペーンを使って1.5倍になりますので見逃す手はありません。
このSPGアメックスカードの良いところは何といっても入会時の紹介で10万円利用で17000ポイントがもらえる事、そして移行できる航空会社はその都度選べるので初心者の方にもかなり便利な点です。
ANA・JALカードやアメリカン航空りそな/AAdvantage®カードでも100円=1マイルですので、本家カードよりもお得ということになります。
あと2年目からはSPG系列のホテルに無料宿泊できるということで年会費の元も十分取れる優れたクレジットカードです。
下記リンクからの紹介からですと入会後3か月10万円利用で17000ポイントが入りますので、よろしければお使いください。
東南アジアビジネスクラスの4万ポイントくらいなら簡単に貯まるはずですよ。
私も夫婦でメインカードにしているおすすめのカードです。
ぜひ使ってみてください。