トルコクーデターの影響でターキッシュ・エアラインズが欠航・17日は通常運行再開
ご存知の通りトルコで軍部によるクーデターが起きてしまいましたね。
すでに制圧されたとの情報ですが市民含めて200人近くの方が亡くなっているようです。
軍は本来国民を守るために存在するのであって国民を殺してしまってどうするんでしょうか。
ただ今回は軍の一部の反乱であったために政府軍が鎮圧できましたが、全軍がクーデターに参加していれば、その時点でクーデターが成功裏に終わったと思うと恐ろしく感じますね。
日本の自衛隊ではありえない話だとは思いますが、自衛隊が政府の方針に不満を持って政権を奪おうと思えばいとも簡単なわけで、改めて近代国家にとってシビリアンコントロールの大切さを日本も含めて考えさせられたんではないでしょうか。
ただ映像で見ましたが、戦車の前に立ちはだかる市民、そしてその市民に説得を受ける戦車の兵士。ひき殺そうとすれば簡単に出来るのに、それは出来ない兵士。
お互い死を意識する究極の場面でも、最後は兵士も心を持った人間でした。立派だと思います。
戦車で問答無用で市民をひき殺す中国の人民解放軍とそれを出来ないトルコ兵士。
こういうところが民度の違いかと妙な関心をしてしまいました。
トルコは欧米や日本と関係が深く、中東地域で数少ない民主化されている国です。
各国がIS対策の拠点を置いたり、ややこしい中東対策の足掛かりとなる大切な国ですので早く元の安全な国に戻って、また安心して観光できる国になって欲しいものです。
さてこれから夏休みも本格的になりますので、トルコへ旅行予定だったという方もいるかもしれません。
さすがに今の情勢ではトルコへ行くのも不安ですよね。家族も反対するんじゃないでししょうか。
私はトルコは行った事がないので、行きたい国の一つに入っているんですが、今の状況では観光旅行はさすがに躊躇します。
そのターキッシュ・エアラインズですが、16日の出発便は欠航となりましたが、あす7月17日に発着する東京/成田・大阪/関西〜イスタンブール線を通常通り運航すると発表しています。
本当に出発できるかはかなり怪しいですが、やむを得ない事情でトルコへという方はぜひ安全第一でご出発ください。
私の出身地は和歌山ですが、和歌山とトルコはエルトゥールル号遭難事件以来の友好関係にあります。
トルコでは非常に有名な話で、この事件をきっかけに今でも大変な親日国であると言われています。
そういう遠い遠い縁ではありますが、日本からトルコの平和を祈っていますので、平穏を取り戻した際にはトルコ観光へ行きたいと思います。
カッパドキアには死ぬまでにぜひ行ってみたいです。
ではでは今日はこのあたりで。