空港へはフライト何時間前に到着するべきか・アメリカでは乗り遅れで提訴も
アメリカでフライト乗り遅れで裁判に
皆さん空港にはフライトの何時間前に到着しますか?
私が目安にしているのは国際線2時間前・国内線1時間前くらいでしょうか。
恐らく標準くらいかなと思いますが、最近はテロの影響などで保安検査が長引く場合が多いですね。
特にアメリカは検査が厳しいので、早めに空港へ行ったり、乗り継ぎ便も余裕を持たせるようにしています。
特にLCCなどを使うと国際線との乗り継ぎにターミナルをまたぐ必要があるので、かなり余裕を持たないと怖いです。
アメリカの場合は空港がバカでかいですし、日本の空港のように乗り継ぎへの導線が親切でないため、慣れていないとかなり時間を食う場合があります。そう考えると最低でも3時間はみないと危ないかもしれません。
アメリカでは空港に2時間以上前に到着しながら乗り遅れた乗客が提訴したようです。
金額は500ドルですのでアメリカの裁判にしては良心的な価格(?)ではありますが、こんなことで裁判しちゃうところはアメリカらしいですね。
アメリカ・ミネアポリスの空港で、保安検査場の待ち時間が長すぎたために予約したフライトに乗り遅れた乗客が、アメリカ運輸保安庁(TSA)などを相手取り、約500米ドルの支払いを求めて提訴した。
CNNなどによると、この乗客は搭乗便の出発時刻より2時間早くに空港に到着したものの、保安検査場で1時間半以上の待ち時間を要したために乗り遅れたという。保安検査場の職員や稼働しているボディスキャナーの数が限られていたことが要因としている。
TSAやアメリカ運輸省は出入国審査や保安検査の待ち時間を低減させる取り組みを本格化しているものの、抜本的な対策には至っていない。時間帯や時期によっては大幅に混雑しており、アメリカ合衆国税関・国境警備局は、過去の待ち時間や稼働していた出入国審査ブースなどをまとめたサイトを開設している。また、国際線では3時間前、国内線では2時間前までに空港に到着するよう呼びかけている。
2時間以上前に到着して間に合わないというのは空港に問題があるかなと思いますが、私の経験で本当に危なかったのは下の2回です。
保安検査場に長蛇の列が
1回はバンコクからプーケットへの乗り継ぎでした。
バンコクの空港で国際線から国内線乗り継ぎ前に荷物検査があるので、事前に検査場がガラガラなのを確認して、フライト時間までラウンジで余裕で時間をつぶしていました。
そろそろいい時間かなと思って検査場へ行くと、国際線の到着が重なったのか先ほどまでガラガラだった検査場に大量の乗客の列が出来ているではありませんか。
進み具合と乗客の列から見てどう考えても、フライトの時間に間に合いそうもありません。
残り20分くらいになって、近くの係員にフライトの時間がないから先に行かせてくれと言ったんですが、答えは「ノープロブレム」
「おいおい、何がノープロブレムだよ」と思ったんですが、先に行かせてくれないものは仕方ありません。
やむなく順番まで待って、荷物検査を終えたころにはフライトの時間を15分ほど過ぎていました。
「こりゃ、無理かな。次のフライトに変えてくれるかな」と心配しながら搭乗口に行くと飛行機がまだ待ってるではありませんか。
「よかったー。待っててくれたー!!滑り込みセーフ!!」
と思って乗り込んだら、そのあとも続々と乗客が。
結局出発したのは乗客が全員そろった定刻の1時間後。
日本では考えにくい事ですが、なんともおおらかな対応で、係員の「ノープロブレム」は本当に「ノープロブレム」だったというオチでした。
フライト遅れで乗り継ぎ便に乗り遅れ寸前
もう一回はダラスからカナダのトロントへ乗り継いだんですが、その時にダラスへのフライトが遅れてトロント行きまで、もうほとんど時間がない状況でした。
今から思えば係員がいてくれても良さそうなもんですが、まだ初心者だった私が気づかなかったのか、本当にいなかったのか、とにかく自力で乗り継ぎ決行となったわけです。
しかしダラスの空港はでかいとにかくでかい。むちゃくちゃでかいんです。しかもアメリカは国際線乗り継ぎですら入国審査があるのでもう必死です。
夜遅くだったので幸い列はなかったんですが、入国審査の係員に「Hurry up!!」
と叫んで、猛ダッシュで搭乗ゲートへ向かうと、私が最後の乗客で乗った瞬間扉が閉まったという状態でした。
CAも「あなたあの便から本当に乗り継ぎしてきたの?」と聞くくらい短い時間しかなかったようです。
まだ旅行経験が浅かったので、ただただ焦って走ったという記憶が残っています。
私の過去の経験で完全な乗り遅れはないんですが、本当に危なかったのは上の2回だけで、あとは焦ったレベルが何度かあるという感じでしょうか。
空港へは余裕を持って3時間前を目安に
確実には国際線は到着も乗り継ぎも3時間くらいあれば精神的にも安心ということですかね。
家を余裕を持って出ても、電車が人身事故などで止まっていたり、高速が渋滞していたりということは十分考えられますから。
昔ソウルの金浦空港へ行くときも、韓国の祝日と重なって大渋滞にはまり、ソウル市内から金浦空港までタクシーで1時間半かかったことがありました。
それでもなんとか間に合いましたが、余裕をもって出発していなければ完全にアウトでした。
関空行きのJRなんか人身事故がしょっちゅうですから、関空へ行く方はかなり余裕を持ってでかけないと安心できませんよ。
とにかく空港へは余裕を持って向かいましょう。
では今日はこのあたりで。