NH801便・成田ーシンガポール・ファーストクラス搭乗記
先日までシンガポールで遊んでいたわけですが、今回のフライトは残った最後のエアカナダのマイルを使用するためでありまして、残り5万マイルを一気に使うためにファーストクラスを選択しました。
1万マイルを購入して6万マイルでビジネス2回というのも考えましたが、家庭と仕事の事情でなかなか家を何度も空けるのは今は難しいので、今回は一発利用でファーストクラスの選択です。
ちなみにシンガポールのファーストクラス往復は約87万円ですのでマイル単価は1マイル約17.5円にもなります。
こういった計算にはほとんど意味がないようにも思えますので、ほぼ自己満足ですが、やはりファーストクラスでマイルを使うのが最もお得な利用方法であるのは間違いありません。
行き先をシンガポールに選んだ理由は単純でANAのファーストクラスで東南アジアとなるとシンガポールになることと、知り合いがいてカジノもあると言うだけです。
何度も足を運んでいるシンガポールですが、特段思い入れがあるわけではありません。ただ日本人でも安心して滞在できる国であることは間違いないですね。
今回は伊丹ー成田ーシンガポールー成田ー伊丹の4フライトでした。
最初の伊丹ー成田の便はプレミアムクラス・一般席共に満席で、プレミアムクラスの空席待ちをしましたが、かすりもしませんでした。
一般席の方も空席待ちで乗れない人がいたようで、空席待ち終了のアナウンスが搭乗前に流れていました。
ファーストクラス利用ですので、伊丹のスイートラウンジも利用可能でした。
ダイヤモンド会員と乗り継ぎのファーストクラスのみ利用可能なラウンジですので、確かに使用する人数は少ないですが、軽食が多いくらいで特筆すべきものはないかなという感じでした。
特にファーストクラスへの乗り継ぎの場合は成田のラウンジもありますし、機内食もありますので、ここでいきなり食べるわけにもいかずで、コーヒーのみにしておきました。
成田のラウンジは別で紹介することにしまして
成田ーシンガポールのNH801便ですが、定刻は18:05分です。
ただこの日は成田の滑走路が一時閉鎖された影響で20分ほどフライトに遅れが出ていました。
カウンターの前ではすでに長蛇の列が出来ていましたが、ファーストクラスの優先搭乗で悠々乗りこみます。
しかしこの58Bのゲートが遠いのなんの。なんでこんな遠いゲートに?というくらい歩かされました。
時間には余裕を持ってゲートまでは行かないとダメですね。
機内に入るとパジャマの着替えとサムソナイトのアメニティーが用意されており、着替えを促されましたが、今回は到着が深夜0時ごろでしたので、寝る予定はなく着替えは辞退しました。
パジャマは持ち帰ってOKということでしたので、現地で使う事にしていただいてきました。
座席はさすがにANA自慢の777-300ER機材のファーストクラスですね。扉を閉めれば半個室になりますし、機内でありながら、ある程度プライバシーも守られています。
小物入れなども充実していますが、色々入れると忘れちゃいそうになるので、ほとんど使えませんでした。
真ん中の2席でしたら窓をあければ隣通しで会話も出来るようになっていますので夫婦などで利用してもさみしくないですね。
モニターも大きいので映画を見ていても疲れないし、SONYのデジタルノイズキャンセリングヘッドホンはすごいですね。
本当に機内音がシャットアウトされている感じで映画に集中出来ました。
機内食ですが、今回は和食をチョイスしました。
さすがにビジネスクラスと違って懐石風に4回5回と分けて出てきます。
味は機内食としてはビジネスクラスを大きく超えますが、地上に比べると調理方法に限界がありますので、仕方のないところです。
ただビジネスクラスの和食とは明らかに異なる素材と絶妙のタイミングで提供してくれますので、これは座席数の少ないファーストクラスならではです。
今回は8席のうち4名の利用でCAさんは2名の対応でした。そしてその4名の中で私が一番の貧民であることは間違いありません。
眠るつもりはありませんでしたが、食後に隣の席にベッドを作っていただきました。
満席でない限り空いている座席をベッドにしてくれているようです。
東京西川の「エアーサイクロン」の上に羽毛布団をしいて用意してくれます。
多少ぼこぼこ感が気になりましたが、機内ですから仕方ないですね。
これで舛添さんもぐっすり眠ったんでしょうか。
機内wifiも15分無料でしたので、試しに使ってみましたが、これはほとんど使い物にならなかったです。
感覚的には15年以上前に使っていたダイヤルアップなみの速度でした。
メールの送受信も厳しいくらいで、LINEがなんとか送信できるかなという程度です。
早くつながるなら20ドルで購入しようと思いましたが、さすがにこれに20ドルを出せるレベルにはありませんでした。
以前JALで使った時はもう少し早く感じたんですが、その時の混み具合にもよるんでしょうか。
早く機内wifiもせめてビジネスクラス・ファーストクラスくらいは無料になって、スピードがLTEなみになるといいのですが。
個人的にはネットが一番の暇つぶしになりますので。
総合的にはやはりANAファーストクラスはいいです。
サービスも質も他社のファーストクラスより日本人にはやはり快適です。
ひとつ気になったのは最後にCAさんからの挨拶が誰からもありませんでした。
個人的には挨拶はどうでもよくて形式的な挨拶はむしろ不要なわけですが、87万円を
ポンと出しちゃうお偉いさん達なら気になる人は気になるんじゃないかなと思った次第です。
まあ私のようなマイル利用オンリーの陸マイラーには、特にお構いなくで全然問題ありませんが、ビジネスクラスですら毎回CAさんが最後のあいさつに回ってくれますので、ちょっと意外でしたね。
駆け足ではありましたが、全体的に快適なフライトで7時間もあっという間でした。
自腹で87万以上出せるかと問われれば、即答で「NO」ですが、またマイルをしっかり貯めてファーストクラスに乗りたいと思います。
エアカナダとANAに感謝です。
では今日はこのあたりで。